
視覚スクリーニング検査(スポットピジョンスクリーナー)
視覚スクリーニング検査(スポットピジョンスクリーナー)
赤ちゃんは生まれたばかりの時は、明るいか暗いか位しかわかりません。1ヶ月位でものの形がわかる、2ヶ月位で色が分かる、3ヶ月になると動くものを追って目を動かせる、と言われています。そして6歳頃までに大人とほぼ同等の視力に発達します。
しかし、お子さんは「見える」「見えない」などの意思表示が難しく、「見えていない」という自覚もないため、視力不良でも気づけずに成長していきます。視力の発達の途中でものをくっきり見ることが出来ない状態が続くと、弱視 (眼鏡をかけても視力がでない) となってしまう恐れがあります。この視力発達時期の間に早期発見し治療することが重要とされています。
お子さんは3歳児健診まで目の検査がありません。3歳児健診でこれらが見逃された場合に、治療が遅れ、十分な視力が得られなくなってしまいます。
弱視の原因としては、屈折異常(近視・遠視・乱視。普段の生活で気づかれないこともあります)や斜視、不同視などがあります。弱視は 早期発見・早期治療が大切で、できるだけ早期に発見し治療することで視力の獲得に繋がります。
当院ではスポットビジョンスクリーナーを用いた乳幼児の弱視スクリーニング検査をおこなっています。尚、鎌ヶ谷市内の小児科ではこの機械を有するのはおそらく当院が唯一かと思われます(令和7年8月現在)。検査は痛みを伴わず、お子様にほとんど負担はかかりません。
弱視の早期発見のために、検査をお奨めします。
弱視の危険因子である斜視および屈折異常(近視・遠視・乱視・不同視)を数秒でスクリーニングする (視力は測定できません)
屈折異常(近視・遠視・乱視)、不同視、斜視、瞳孔不同が検出できます。
10秒程度、カメラのような機器を見つめてもらう(写真撮影をするような感覚)だけで負担なく検査を受けることができます。画面は多数のカラー光が点滅し、また鳥のさえずりの音声がでます。お子さんが興味深く画面を見つめていれば検査終了です。ただし泣いている場合は検査ができません。
生後6ヶ月以降から検査可能ですが、3歳〜5歳児の弱視のスクリーニングに有効です。
生後6ヶ月〜(当クリニックは10ヶ月以降を推奨)
1,000円
お電話でご予約ください。
お子さんの体調が良い時に、検査をするようにしてください。