毎年インフルエンザ予防接種シーズンが終わると、予防接種予約システムの運営会社がアンケートを行います。回答してくださった皆様に厚くお礼申し上げます。
アンケートには当院への御感想・御意見を自由記載の項目もあるのですが、その中で多いのが、「予防接種・乳児健診と一般診療の時間帯を分けている」ことを評価してくださる御感想です。 感染対策はコロナ禍以降特に 注目されるようになりましたし、医療機関もそのことを明示する機会が増えました。保護者の方々も以前以上に感染症を意識しておられるようです。
最近は予防接種専用時間枠は設けず一般診療の中で接種する、あるいは両者併用のクリニックもあるようです。仕事等でなかなか専用時間枠に受診できない保護者には利便性は高いでしょうし、そのような医療機関では空間的隔離等をおこなっているのだと思います。ただ、それでも病児と同一施設内にいることで感染を心配される方々、特に生後間もない児の保護者で心配される方々が多いことを改めて感じます(幼弱な月齢である程、その時期の予防接種数も多く、頻回受診を要します)。
小児科領域では多くの感染症がコロナ禍でぱったりと発生が減っていましたが、ここ2年程は種々の感染症が流行しています。罹患してしまったら病児本人は勿論辛いでしょうし(小さいお子様は重症化やその進行が早いリスクもあります)、看病等で保護者も欠勤せざるを得ないケースもあり、様々な意味で負担も大きくなります。
当院では時間的隔離を優先します。皆様に安心して予防接種を受けて戴ける様に、引き続き専用時間枠を用いるスタンスを継続したいと思います。宜しくお願い致します。
※上記アンケート結果の一部を抜粋して「患者様の声」として当院ホームページに掲載しています。ご覧戴き、ご参考にして戴けたら幸いです。